年明けとともにインフルエンザが猛威を振るっています。感染の拡大を防ぐためには、一人ひとりがインフルエンザにかからないようにすること、また、かかってしまったときは、他の人にうつさないようにすることが大切です。「うつらない」為に、うがいと手洗いをして、「うつさない」ために、咳エチケットを励行することが大切です。 東北地方の被災地に広がる『生活不活発病』の話が報道されていましたが、被災地ばかりでなく、全国的にも広がって来ているように思います。私たちの周囲にも配偶者や家族、友人との別れ、経済的基盤や病気などから無気力になり、身体活動の低下とともに運動機能の低下を来たして、閉じこもっている高齢者をときどき見かけます。大都会の中で高齢者の孤立・孤独、さらには孤独死など、地域社会の崩壊が大きな問題になっていますが、地域におけるコミュニケーションの場が『生活不活発病』の対策にとって大切になります。 今回も、「老化と健康」で老年病の予防について述べましたので、運動機能の低下を防ぎ、『生活不活発病』を克服しましょう。